阪口内科皮膚科クリニック

阪口内科皮膚科クリニックは、阪南市で、内科と皮膚科を専門として開設した診療所です。

TEL.072-481-3939

〒599-0232 大阪府阪南市箱作3505-2

診療所のIT化がもたらすもの

診療所のIT化がもたらすもの

このエントリーをはてなブックマークに追加

IT化がもたらすメリットは、
本人の過去の情報を素早く確認でき、現在のものとの比較検討が容易ということに尽きます。
レントゲン写真1枚を検討するにしても、その1枚では発見できないものが、過去の写真と比較することにより見えてくるものもありますし、逆に、前からあった影であれば変化なしということで精密検査の負担を取り除かれることもあります。(無駄な検査をしなくてすむ。)

医療情報として、「いつどのような病気にかかったことがあったのか、どんなアレルギーがあるか、どのような検査をいつ行ったか、その結果がどうであったか」
これらの情報は、時間さえあれば取り出せるかも知れませんが、ファイリングを行っていない場合、さて、短い診療時間内にどの程度可能でしょうか?
その時間を省き、保存状態をも良好に保たせるのがIT化のメリットです。

しかし、もっと重要なことは、
そのデータを開示できるということです。今後、病院間や、病院-診療所間で、その患者のデータを閲覧できるシステムができてきます。
もし、当院に通院中の方が、急な病気で、病院に救急搬送された場合、当院の情報を365日24時間、その病院が把握できるとすればどうでしょう。
それは、当院への通院は、その病院の外来にずっと通院していたのと同じ状況になるということです。
勿論、個人情報の問題があり、全ての医療機関がそのデータにアクセスできるものにはなりませんので、事前にあなたの許可が必要ですが、もし、あなたが、開示許可した病院に救急搬送されたとしたら、その病院の受診歴がなくても、あたかも受診している患者と同等の条件になるのです。
また、その病院を事前に登録していなくても、こちらが開示許可を行えば、その病院はいつでも診療情報を見ることができます。

ところで、診療情報の開示は医療機関にとってメリットがあると思いますか?
実は、情報を開示することで得られるメリットは患者さんにはあっても、医療機関にはそれほどメリットはありません。むしろディメリットの方が多いのです。
このようなシステムを管理維持するには当然費用もかかります。
しかし、それ以上に、自院でのデータを開示すれば、見落としや誤診を指摘される可能性が出てきます。
「ここにレントゲンの影があったのに指摘していないではないか?」「この血液検査の結果を正しく判断していないではないか?」

しかし、私は、常に開示されることを前提に診療する姿勢が大切であると思っています。
そのために、常日頃から、誤診せぬように、異常を見逃さないようにと意識を高めて診療する姿勢につながっていると思います。

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です