阪口内科皮膚科クリニック

阪口内科皮膚科クリニックは、阪南市で、内科と皮膚科を専門として開設した診療所です。

TEL.072-481-3939

〒599-0232 大阪府阪南市箱作3505-2

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インフルエンザワクチン(2017/2018冬シーズン)

今シーズン(2017/2018冬シーズン)のワクチン株は
 
A(H1N1:シンガポール)
A(H3N2:香港)
B(プーケット:山形系統)
B(テキサス:ビクトリア系統) です。

当初、ワクチン製造過程で抗原変異が生じにくい A(H3:埼玉)が選ばれていましたが、製造過程で
ウイルス回収率が悪く、例年並みの供給(数量上)が困難となったため、昨年同様のA(H3N2:香港)
に変更されました。
この理由でワクチンの製造開始が遅れ、10-11月頃の接種時期にワクチンが不足する事態となりま
したが、12月からはほぼ潤沢に供給されるようになりました。
また、急遽、今年度シーズンに限り、65歳以上のインフルエンザ定期接種の有効期限が、平成30年
1月31日まで延長となりました。(本来は平成29年12月末日)
しかし、1月以降の接種希望者は極端に少なくなり、チメロサール無添加ワクチンに変更する可能
性があります。65歳以上の定期接種の方の自己負担分に変更はありませんが、一般接種の方の接種
料金は1回4,000円となります。(チメロサール無添加ワクチンでない場合は1回3,300円です。当日
の在庫状況によりますので、ご了解ください。ワクチンの効果は同じです。受付時にどちらになる
かは確認させていただきます。)
昨年度(2016/2017冬シーズン)のワクチンとは、A(H1N1)カリフォルニア→シンガポールに変更さ
れたのみです。
昨年度、A(H3N2)ワクチンの効果が乏しかったという報告があり、今年も同型の流行が予想されて
いますので、ワクチン効果が限定的という可能性があります。
ワクチン接種に安心せず、普段から、含嗽、手洗い、外出時のマスクを心がけるようにお願いしま
す。

スギ花粉症の治療について

スギ花粉症の治療について
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舌下免疫療法(シダトレン)が、平成26年10月10日より保険診療として治療を受けることができるようになり、当院で処方が可能です。
但し、開始に当たっては、花粉が飛散する時期を避けなければなりません。
来シーズンの花粉症までに治療を開始したい方は、平成26年11月中旬までに初期導入(受診)して下さい。
その時期を過ぎると、次回の開始は平成27年5月中旬以降となります。

高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種について

肺炎球菌ワクチン定期接種について

平成26年10月1日から、肺炎球菌ワクチンが定期接種になります。 
これに伴い変更点がありますので留意してください。

(1)平成26年10月1日から5年間は、当年、満65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上の年齢の方が対象となります。
具体的に、今年度の対象者年齢については、下記を参照してください。(注意1)
また、5年後の平成31年10月1日からは満65歳の方のみが対象となります。

(2)過去に肺炎球菌ワクチンを1度でも接種したことのある方は対象外になります。
(任意接種、保険診療で行われた方、全額自己負担でなされた方も含みます。)(注意2)

(3)現時点で、23価の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)のみが認められています。
13価の肺炎球菌ワクチン(プレベナ-)は定期接種としては認められておりません。

(4)接種費用は、自己負担 ¥4,000 です。 非課税者、生活保護の方は無料です。
住民票のある市町の保健センターで無料接種券を発行していますのでお問い合わせください。

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昨年度から助成を開始している肺炎球菌ワクチンの任意接種は、平成27年3月31日まで施行が継続されます。 
但し、当年、満65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上の年齢に該当する方は、平成26年10月1日から定期接種に該当します。

(5)昨年度から助成を開始している肺炎球菌ワクチンの任意接種の対象者は70歳以上の方です。

(6)任意接種の方は、原則的に過去5年以内に肺炎球菌ワクチン予防接種を受けていなければ、この助成が受けられます。つまり、5年以上が経過し2回目の接種を受けたい場合、助成制度では可能ですが、定期接種の場合は不可です。定期接種該当年齢の方で2回目の接種を受けたい場合は、全額自費扱いになります。 
従って、
1)70歳以上の方で、
2)5年以上前に肺炎球菌ワクチンを接種し、
3)2回目の接種を希望される方は、
4)当年が、満70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上の年齢に該当する方は、平成26年9月30日まで
5)当年がその年齢に当たらない71歳以上の方は、平成27年3月末日まで
助成金制度の任意接種が受けられますので、早急に検討してください。

(7)当院では、助成金制度による自己負担を¥3,500で承っておりましたが、平成26年10月1日から、助成金制度による自己負担額も、定期接種の自己負担額同様 ¥4,000とさせていただきます。
また、全額自費接種の場合も、平成26年10月1日から、接種料金を現在の¥7,000から、¥7,500とさせていただきます。

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(注意1)
平成26年10月1日から平成27年3月31日までの定期接種の対象者
年齢 生年月日
65歳 昭和24年4月2日生まれ ~ 昭和25年4月1日生まれ
70歳 昭和19年4月2日生まれ ~ 昭和20年4月1日生まれ
75歳 昭和14年4月2日生まれ ~ 昭和15年4月1日生まれ
80歳 昭和 9年4月2日生まれ ~ 昭和10年4月1日生まれ
85歳 昭和 4年4月2日生まれ ~ 昭和 5年4月1日生まれ
90歳 大正13年4月2日生まれ ~ 大正14年4月1日生まれ
95歳 大正 8年4月2日生まれ ~ 大正 9年4月1日生まれ
100歳以上  大正 4年4月2日生まれ以前

(注意2)
肺炎球菌ワクチンは接種後5年以上経過すれば追加ワクチンを接種することが可能で、5年以上でワクチンの免疫力は低下する可能性が示唆されております。
しかし、定期接種では、ワクチンの効果云々の問題では無く、厚生労働省が費用対効果で決定した事項であり、医学的な判断に基づくものではありません。
一方、助成金制度は、各市町村が独自の判断で行ったサービス事業です。
従って、自己負担分が各医療機関で若干異なったり、接種対象者の考え方が定期接種のそれと異なったりするのはこのためです。
但し、定期接種が開始すれば、この助成金制度は年度末で廃止されます。

2014年度のインフルエンザの特徴

極寒期のA型インフルエンザがあまり流行しなかった分、隔年に流行する傾向のあるB型インフルエンザの開始が早く特に強いピークがなく、だらだらと流行が持続している印象でした。3月中旬には某中学校の卒業式を期にその周辺で特に強い流行が見られました。幸い、その後、春休みに入ったため1週間程度で患者数は減りました。卒業式は密閉し互いが近接した空間に多数の生徒が集合するので、感染症を拡大するには最も危険な状況です。集大成の舞台で皆それぞれに思い入れがあり、無理をしてでも参加したかったり、発熱があっても参加を勧奨する教師もいるそうですが、感染症拡大の懸念もあることは十分ご留意いただきたいものです。

診療所のIT化がもたらすもの

IT化がもたらすメリットは、
本人の過去の情報を素早く確認でき、現在のものとの比較検討が容易ということに尽きます。
レントゲン写真1枚を検討するにしても、その1枚では発見できないものが、過去の写真と比較することにより見えてくるものもありますし、逆に、前からあった影であれば変化なしということで精密検査の負担を取り除かれることもあります。(無駄な検査をしなくてすむ。)

医療情報として、「いつどのような病気にかかったことがあったのか、どんなアレルギーがあるか、どのような検査をいつ行ったか、その結果がどうであったか」
これらの情報は、時間さえあれば取り出せるかも知れませんが、ファイリングを行っていない場合、さて、短い診療時間内にどの程度可能でしょうか?
その時間を省き、保存状態をも良好に保たせるのがIT化のメリットです。

しかし、もっと重要なことは、
そのデータを開示できるということです。今後、病院間や、病院-診療所間で、その患者のデータを閲覧できるシステムができてきます。
もし、当院に通院中の方が、急な病気で、病院に救急搬送された場合、当院の情報を365日24時間、その病院が把握できるとすればどうでしょう。
それは、当院への通院は、その病院の外来にずっと通院していたのと同じ状況になるということです。
勿論、個人情報の問題があり、全ての医療機関がそのデータにアクセスできるものにはなりませんので、事前にあなたの許可が必要ですが、もし、あなたが、開示許可した病院に救急搬送されたとしたら、その病院の受診歴がなくても、あたかも受診している患者と同等の条件になるのです。
また、その病院を事前に登録していなくても、こちらが開示許可を行えば、その病院はいつでも診療情報を見ることができます。

ところで、診療情報の開示は医療機関にとってメリットがあると思いますか?
実は、情報を開示することで得られるメリットは患者さんにはあっても、医療機関にはそれほどメリットはありません。むしろディメリットの方が多いのです。
このようなシステムを管理維持するには当然費用もかかります。
しかし、それ以上に、自院でのデータを開示すれば、見落としや誤診を指摘される可能性が出てきます。
「ここにレントゲンの影があったのに指摘していないではないか?」「この血液検査の結果を正しく判断していないではないか?」

しかし、私は、常に開示されることを前提に診療する姿勢が大切であると思っています。
そのために、常日頃から、誤診せぬように、異常を見逃さないようにと意識を高めて診療する姿勢につながっていると思います。