阪口内科皮膚科クリニック

阪口内科皮膚科クリニックは、阪南市で、内科と皮膚科を専門として開設した診療所です。

TEL.072-481-3939

〒599-0232 大阪府阪南市箱作3505-2

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スギ花粉症の治療について

スギ花粉症の治療について
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舌下免疫療法(シダトレン)が、平成26年10月10日より保険診療として治療を受けることができるようになり、当院で処方が可能です。
但し、開始に当たっては、花粉が飛散する時期を避けなければなりません。
来シーズンの花粉症までに治療を開始したい方は、平成26年11月中旬までに初期導入(受診)して下さい。
その時期を過ぎると、次回の開始は平成27年5月中旬以降となります。

高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種について

肺炎球菌ワクチン定期接種について

平成26年10月1日から、肺炎球菌ワクチンが定期接種になります。 
これに伴い変更点がありますので留意してください。

(1)平成26年10月1日から5年間は、当年、満65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上の年齢の方が対象となります。
具体的に、今年度の対象者年齢については、下記を参照してください。(注意1)
また、5年後の平成31年10月1日からは満65歳の方のみが対象となります。

(2)過去に肺炎球菌ワクチンを1度でも接種したことのある方は対象外になります。
(任意接種、保険診療で行われた方、全額自己負担でなされた方も含みます。)(注意2)

(3)現時点で、23価の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)のみが認められています。
13価の肺炎球菌ワクチン(プレベナ-)は定期接種としては認められておりません。

(4)接種費用は、自己負担 ¥4,000 です。 非課税者、生活保護の方は無料です。
住民票のある市町の保健センターで無料接種券を発行していますのでお問い合わせください。

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昨年度から助成を開始している肺炎球菌ワクチンの任意接種は、平成27年3月31日まで施行が継続されます。 
但し、当年、満65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上の年齢に該当する方は、平成26年10月1日から定期接種に該当します。

(5)昨年度から助成を開始している肺炎球菌ワクチンの任意接種の対象者は70歳以上の方です。

(6)任意接種の方は、原則的に過去5年以内に肺炎球菌ワクチン予防接種を受けていなければ、この助成が受けられます。つまり、5年以上が経過し2回目の接種を受けたい場合、助成制度では可能ですが、定期接種の場合は不可です。定期接種該当年齢の方で2回目の接種を受けたい場合は、全額自費扱いになります。 
従って、
1)70歳以上の方で、
2)5年以上前に肺炎球菌ワクチンを接種し、
3)2回目の接種を希望される方は、
4)当年が、満70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上の年齢に該当する方は、平成26年9月30日まで
5)当年がその年齢に当たらない71歳以上の方は、平成27年3月末日まで
助成金制度の任意接種が受けられますので、早急に検討してください。

(7)当院では、助成金制度による自己負担を¥3,500で承っておりましたが、平成26年10月1日から、助成金制度による自己負担額も、定期接種の自己負担額同様 ¥4,000とさせていただきます。
また、全額自費接種の場合も、平成26年10月1日から、接種料金を現在の¥7,000から、¥7,500とさせていただきます。

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(注意1)
平成26年10月1日から平成27年3月31日までの定期接種の対象者
年齢 生年月日
65歳 昭和24年4月2日生まれ ~ 昭和25年4月1日生まれ
70歳 昭和19年4月2日生まれ ~ 昭和20年4月1日生まれ
75歳 昭和14年4月2日生まれ ~ 昭和15年4月1日生まれ
80歳 昭和 9年4月2日生まれ ~ 昭和10年4月1日生まれ
85歳 昭和 4年4月2日生まれ ~ 昭和 5年4月1日生まれ
90歳 大正13年4月2日生まれ ~ 大正14年4月1日生まれ
95歳 大正 8年4月2日生まれ ~ 大正 9年4月1日生まれ
100歳以上  大正 4年4月2日生まれ以前

(注意2)
肺炎球菌ワクチンは接種後5年以上経過すれば追加ワクチンを接種することが可能で、5年以上でワクチンの免疫力は低下する可能性が示唆されております。
しかし、定期接種では、ワクチンの効果云々の問題では無く、厚生労働省が費用対効果で決定した事項であり、医学的な判断に基づくものではありません。
一方、助成金制度は、各市町村が独自の判断で行ったサービス事業です。
従って、自己負担分が各医療機関で若干異なったり、接種対象者の考え方が定期接種のそれと異なったりするのはこのためです。
但し、定期接種が開始すれば、この助成金制度は年度末で廃止されます。

2014年度のインフルエンザの特徴

極寒期のA型インフルエンザがあまり流行しなかった分、隔年に流行する傾向のあるB型インフルエンザの開始が早く特に強いピークがなく、だらだらと流行が持続している印象でした。3月中旬には某中学校の卒業式を期にその周辺で特に強い流行が見られました。幸い、その後、春休みに入ったため1週間程度で患者数は減りました。卒業式は密閉し互いが近接した空間に多数の生徒が集合するので、感染症を拡大するには最も危険な状況です。集大成の舞台で皆それぞれに思い入れがあり、無理をしてでも参加したかったり、発熱があっても参加を勧奨する教師もいるそうですが、感染症拡大の懸念もあることは十分ご留意いただきたいものです。

診療所のIT化がもたらすもの

IT化がもたらすメリットは、
本人の過去の情報を素早く確認でき、現在のものとの比較検討が容易ということに尽きます。
レントゲン写真1枚を検討するにしても、その1枚では発見できないものが、過去の写真と比較することにより見えてくるものもありますし、逆に、前からあった影であれば変化なしということで精密検査の負担を取り除かれることもあります。(無駄な検査をしなくてすむ。)

医療情報として、「いつどのような病気にかかったことがあったのか、どんなアレルギーがあるか、どのような検査をいつ行ったか、その結果がどうであったか」
これらの情報は、時間さえあれば取り出せるかも知れませんが、ファイリングを行っていない場合、さて、短い診療時間内にどの程度可能でしょうか?
その時間を省き、保存状態をも良好に保たせるのがIT化のメリットです。

しかし、もっと重要なことは、
そのデータを開示できるということです。今後、病院間や、病院-診療所間で、その患者のデータを閲覧できるシステムができてきます。
もし、当院に通院中の方が、急な病気で、病院に救急搬送された場合、当院の情報を365日24時間、その病院が把握できるとすればどうでしょう。
それは、当院への通院は、その病院の外来にずっと通院していたのと同じ状況になるということです。
勿論、個人情報の問題があり、全ての医療機関がそのデータにアクセスできるものにはなりませんので、事前にあなたの許可が必要ですが、もし、あなたが、開示許可した病院に救急搬送されたとしたら、その病院の受診歴がなくても、あたかも受診している患者と同等の条件になるのです。
また、その病院を事前に登録していなくても、こちらが開示許可を行えば、その病院はいつでも診療情報を見ることができます。

ところで、診療情報の開示は医療機関にとってメリットがあると思いますか?
実は、情報を開示することで得られるメリットは患者さんにはあっても、医療機関にはそれほどメリットはありません。むしろディメリットの方が多いのです。
このようなシステムを管理維持するには当然費用もかかります。
しかし、それ以上に、自院でのデータを開示すれば、見落としや誤診を指摘される可能性が出てきます。
「ここにレントゲンの影があったのに指摘していないではないか?」「この血液検査の結果を正しく判断していないではないか?」

しかし、私は、常に開示されることを前提に診療する姿勢が大切であると思っています。
そのために、常日頃から、誤診せぬように、異常を見逃さないようにと意識を高めて診療する姿勢につながっていると思います。

診療所のIT化(院外環境)

電話予約
インターネットを介して、外部サーバーから情報を取得し、院内各所に掲示しています。
現在、診察室2台、受付3台(うち2台はデュアルモニター設定)です。

通信セキュリティー
電子カルテ網とWEB網の2回線あります。
電子カルテ網は、IP-SEC専用のルータでブロード回線には接続せず、電子カルテサポートセンターおよび、支払基金・国保連合会などと専用通信しています。
特定健診結果の報告は、自院から随時送信するため、保険者への結果報告は一般の医療機関の中では最速の類だと思います。
一方、WEB網には、ルーター直下に強力なFirewallおよびAntiVirus-softの専用機器を装備してガード、また、その配下の全てのPCには別会社のFirewallおよびAntiVirus-softをインストールし、情報の管理、セキュリティーの保護には万全を期しています。

診療情報の提供
診療所のIT化(院内環境)で記載している診療情報は全て、他のPC(他の診療所のPC)にても閲覧可能な状態で抽出することができます。
従って、転院される場合、診療情報提供書に付随してCDに記録して提供できます。
また、そのデータは生の状態(例えばレントゲンならプリントアウトした状態のものではなく当院の画面で説明したのと同じ状態のもの)で提供できます。
〔これらのサービスを提供できるのは全てRS_Baseのおかげです。〕

診療所のIT化(院内環境)

当院では医療情報をほとんどIT化しております。

まずは、電子カルテと連携し、患者さんのカルテを開けば、同時に連動してその情報が表示されます。
そのファイリングリストは以下のものです。
1. レントゲン写真(過去の写真も同一画面で比較検討できる。)
2. 超音波検査(過去の写真も同一画面で比較検討できる。保存はDICOMおよびjpeg。)
3. 内視鏡検査(過去の写真も同一画面で比較検討できる。保存はjpeg。)
4. 他院で撮影したCT、MRI、レントゲンなど(DICOM企画でデジタル提供いただいたデータを当院に持参していただければ、当院で施行したのと同じ条件で保存でき、直ぐに閲覧できる。)
5. 心電図(過去の心電図所見との違いもViewerにて同一画面で比較検討できる。)
6. Holter心電図(SDカードに保存したデータは解析ソフト内で全て保存。主要なデーターはpdf形式で抽出し保存、それを閲覧可能。)
7. 脈波(ABI/PWV)(過去のデータとの相違も同一画面で比較検討できる。データはcsv形式で保存しているが、閲覧はpdf形式で可能。)
8. 呼吸機能検査(データをRS232CにてPCに取り込み専用Viewerで閲覧可能。)
9. 血液検査(当然時系列で比較検討でき、経過のグラフも直ぐにプリントアウトできる。)
10. 院内一般尿検査(データをRS232CにてPCに取り込み血液検査との時系列とは別に比較検討できる。)
11. 紹介状、報告書など(記録はjpeg形式で保存し閲覧可能。)
12. 診療情報提供書、介護保険主治医意見書、診断書などは全てpdf形式で保存し閲覧可能。
13. 長谷川式認知スケール、頭痛問診、うつ問診、睡眠時無呼吸症候群問診などはRS_Baseに備わっているチェックシート機能でデータ保存。
※ 紹介状など紙媒体でいただいたデータは、スキャナーに取り込んで保存するため閲覧する際は少し汚いですが、当院のデータは全て直接PC内で処理したものでスキャナーなどによる歪みはありません。

在宅関連
14. 血糖自己測定(自己測定器よりデータを抽出し保管。データはcsv形式で保存しているが、閲覧はpdf形式で可能。)
15. 自己血圧測定(指定した血圧測定器を購入いただき、そのIDを登録いただければ、インターネットを介してサーバーに接続し、診療前にそのデータを抽出可能。記録はpdf形式で保存し閲覧可能。)
16. 睡眠時無呼吸症候群治療(CPAP機器に装着しているSDカードなどを持参いただき、装着率、無呼吸指数、いびき回数などのチェック可能。記録はpdf形式で保存し閲覧可能。)

2013年度のインフルエンザの特徴

今年は例年に比べて流行の時期が遅く発症数も少ない印象です。
地域の学級閉鎖も例年と比較して少ない状況です。
一昨年は、咽頭がイクラのように発赤腫脹するケースが特徴でしたが、今年のインフルエンザは咽頭発赤がほとんど認めませんでした。
また、悪寒戦慄を伴う高熱を主訴として受診されるケースもやや少ない印象でした。
一方で、昨年までは65歳以上の高齢者インフルエンザ予防接種を受けられた方の発症はほとんどありませんでしたが、今年はそのケースが多いのも特徴でした。
毎年当地区のインフルエンザ流行状況の統計をとっていますと、一昨年までは隔年で、3月頃からB型が流行します。
その規則では、昨年は非流行時期に当たるのですが、昨年はややB型の発症は多かったように思います。
今年は、順番からすると流行時期なのですが、昨年がやや流行しましたので、どうなることでしょうか?

診療支援ソフト(RS Base)

2004年12月から、”RS_Base”という診療支援ソフトを使用しています。
現在、ファイリング数は10万件を突破しました。
主には、画像ファイリングソフトですが、様々な医療機器との連携や問診機能もあり、診療には欠かせないツールとなっています。
このソフトのおかげで診療レベルも低下せずにいられると思っています。
この”RS_Base” は、広島県でリバーサイドクリニックを開設しておられる山下郡司先生が開発されたもので、なんと導入費用、サポート代とも”0円”。MLへの参加が義務付けられており、この参加費が年間6,000円程度です。
MLではいろんな質問に対し、開発者の先生が、直々に回答してくれるという”超はなれわざ” を日々こなされております。
当方も、設定で困った時、土曜の深夜や日曜日に至っても、MLにて対応していただいたご好意と熱意には、感嘆・感謝の極みです。
現在、Dynamics という電子カルテを導入している先生方を中心に、1000人強のユーザーがいらっしゃいますが、商売されておりませんので、勿論、宣伝は無し。
口コミで、ユーザーが増えている状況です。
私も初歩ユーザーですが、現在使用している電子カルテ(Medical Station:Merits)との連携も、患者情報出力、所見・処方出力、カルテ開閉時の自動読込が可能です。
(Medical Station との連携には、Meritsに対して、導入時の設定費用が必要となります。また、RS_Base 内の設定やトラブルに関してのサポートは Merits では行いません。)電子カルテのサーバーとRS_Baseのサーバーとは、別々に設定していますので、LAN系統に問題がなければ、同時にトラブルになることはまずありません。 したがって、電子カルテシステムが何らかのトラブルで使用できないとき、レセプト機能は使用できませんが、過去の診療状況や過去処方はRS_Base で参照できますので非常に便利です。

但し、難点は、このシステムをサポートできるベンダーが非常に少ないことです。私も、導入はクロスポイントさんにお願いしましたが、非常にお忙しいようです。 少しずつ、コンピューターやネットワークの知識、ソフトの機能などを自分で勉強して、少々のトラブルでも解決できる能力を身につけていく気概がなければ、導入は難しいかもしれません。しかし、導入される多くの先生方も、初めからコンピューターに聡い方ばかりではありません。 RS_Base 導入を機会として、PCやネットワークに対する知識を増やされています。