阪口内科皮膚科クリニック

阪口内科皮膚科クリニックは、阪南市で、内科と皮膚科を専門として開設した診療所です。

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持続血糖測定器(CGM)の成功例

持続血糖測定器(CGM)の成功例

 健診で糖尿病を指摘された男性の方です。 肥満があり、HbA1c 11.0%,血糖 302 mg/dl,微量アルブミン尿陽性、本来なら入院加療を検討しなければならない状況でしたが、幸いⅠ型糖尿病を示唆する状況ではなく、外来での治療を是非に希望されるため、炭水化物制限食を指導し、少量のSU剤を処方しました。積極的な運動療法は薦めませんでした。

  ところで、この方、持続血糖測定(CGM)を行いたいという希望があり、23,000円程度の機器を購入され当日から開始されました。数日後、再診されると、初期の高血糖状態が著しく改善し、CGMでは、空腹時血糖が100mg/dl程度となりましたので、1週間で内服薬は中止し、これより、運動療法は積極的に行うように指導しました。
 その結果、HbA1cは、8.9%(1ヶ月後)、6.5%(2ヶ月後)、5.8%(3ヶ月後)、5.4%(4ヶ月後)とすばらしい改善ぶりで、体重も10kgの減量に成功、4ヶ月後、微量アルブミンも消失しました。

 ご自身が実践した食事・運動療法の努力が、糖尿病を克服したのはいうまでもありませんが、成功の推進になったのが、CGMであると思われます。

 体重の減量、HbA1cの改善といった指標は目安になりますが、リアルタイムに実感できるものではありません。 「食事療法を行ってください」と説明しても、実際にどれだけのものを食べれば、どれだけ血糖値が上昇するものかを確認できなければ本当にそれが正しいかどうかわかりません。

 与えられた参考書を読むだけで理解できる人はそう多くはありません。問題集があって、それを解き、その解答を確認して初めて理解が深まります。 食事療法の指導は参考書を与えるようなもの、CGMは問題集を解いてその解答を確認するようなものです。

 高い費用を要してもCGMを実施するという意識の高さが、彼が短期間で糖尿病を克服した要因であり、その実行力に感服した症例でした。

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